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子育ては悩むことばかり。

ガミガミ怒りたくないのに怒ってばかり、そんな自分にクヨクヨしたり、子どもの寝顔に謝ってみたり。体力も気力もヘトヘトで、寝かしつけで子どもと一緒に寝落ちして、気が付くと新しい一日が始まる。

子育て中の皆さん、毎日一生懸命に頑張りすぎていませんか。
子育ては「体力勝負」と考える方もいらっしゃると思いますが、考え方を少し変えただけで親も子どもも良い方向に向かうこともあります。

この記事では、4歳0歳の男子の母が出会ったアドラー式心理学からの子育てのヒントをお伝えします。

INDEX

1.アドラー式心理学は、子育てに役立つ心理学
2.子どもと大人は、対等な立場
3.褒めなくていい・怒らなくていい
4.大人と子どもの意見のすり合わせ
5.まとめ
 ・親も一緒に成長しよう
 ・楽ちんに肩の力を抜いていこう

アドラー式心理学は、子育てに役立つ心理学

心理学者であり「自己啓発の父」として知られているアルフレッド・アドラー。ビジネス書でブームになり注目されましたが、実は、世界で初めて児童相談所を開設し、親子関係の改善や子どもの問題行動の解決に乗り出した精神科臨床医です。つまりアドラー式心理学は、子育てに役立つ心理学なんです。

アドラー式心理学では、子どもが社会の一員として、社会の中で自立して生きていける人を育てる事が、子育てと考えられています。そして、どんな人も平等な立場であるという考え方です。

子どもと大人は、対等な立場

アドラー式心理学では、人間はすべて平等で、人間としての価値に上下はないと考えることから始まります。大人も子どもも対等、つまり親子も対等ということ。
大人は、たまたま少し先に生まれただけ、子どもは少し後に生まれただけのことで、その関係は対等であるべきと唱えています。親と子が対等の立場であると考えてみると、上の立場から子どもを叱りつける、罰することは不要になります。また、子どもを下にみて煽てたり、褒めたりする必要がなくなります。

褒めなくていい・怒らなくていい

アドラー式心理学に出会う前は、「褒めて育てるのがいい」という情報から、「褒めなくてはいけない」義務感を勝手に自分に押し付けていました。どう褒めたら良いのか、悪いのか、と頭でっかちになると「褒める」ことは難しく、パッと言葉が出てこないこともありました。シドロモドロ褒める奇妙な状況になってしまうこともありました。
そんな私なので、「褒めなくてもいいんだ!」と思うと、とても楽になりました。もちろん心から「すごいな」と感心した時には、その感想を伝えます。でも無理していないので、とても楽ですし、自然に言葉が出てきます。

また、怒る必要もありません。その代わり「お願い」「依頼」をします。

「お片付けしてもらってもいいですか?」

「ごはんは座って食べてください。」

「家の中で走り回らないでください。」

「トイレは終わったら、ドアは閉めてください。」


4歳男子は、何度も同じ事を言わせるので、イラっとする気持ちにはなりますが、息子がお願いを実行してくれると、「ありがとう」で会話が終わるので、イライラの怒りの感情が感謝の気持ちに変わるようになりました。(注:必ずしもお願いを聞いてくれるわけではありません!)

その結果、息子も「ありがとう」という言葉を発することが多くなりました。ちょっとした事、例えば、ご飯の用意をしてあげた、靴を揃えて置いてあげた、そんな日常の親としてのサポートに対して「ありがとう」と言葉にして伝えてくれる事が多くなりました。

大人と子どもの意見のすり合わせ

対等な立場の親と子どもなので、親の意見を押し付ける事はできません。
そうすると、話し合って解決する必要が出てきます。
こんな事がありました。

保育園帰りに自転車に乗って遊びたいお兄ちゃん。
一方、私は、弟君を抱っこしているし、季節は冬で寒い、私は行きたくありません。
そこでの会話です。

息子:「今から、自転車に乗ってパトロールに行きたい!」

私:「ごめんね、今日は弟君抱っこしているし、寒いので行きたくないです。自転車は、休みの日にしてもらえませんか?」とお願いしました。

息子:「えーーーーっ!自転車、乗りたかったのに…。
(少し考えている様子)お家のすぐ隣の公園の中、一周ではだめですか?」

私:「わかりました。公園一周でお願いします。」

息子:「ありがとう」

アドラー式を知ってから「対等な立場」作りをしていたら、4歳の子どもとも、お互いの要求を出し合い、妥協点を探る会話ができるようになっていました。

「手助けしない」「介入・干渉しない」

親子でも、家族でも、上下の関係ではないため、子どものトラブルに関して、親は口出しはしません。親が、上から「こうしなさい」、「仲良くしなさい」「喧嘩はよくない」と意見を押し付けることはしません。
それは兄弟喧嘩でも同じ。我が家の場合、0歳の弟の方が、分が悪いのですが意外といい関係を築いているように見えます。
こんな事がありました。

4歳の長男がテーブルでお絵かきをしていました。
お兄ちゃん大好きな0歳の弟は、何をしているのか気になって手を出します。弟は邪魔しているつもりはないのですが、お兄ちゃんからしたら、邪魔者でしかない。
お兄ちゃんは「やめてよ!」「もう!せっかくやっていたのに!」と怒っていますが、まだ0歳の弟君はまだ理解できません。お兄ちゃんは怒りながらも、「こうなったらもう一枚書くしかない!」と言って新しい紙を取り出して、弟くんの手の届かないテーブルの奥のところでお絵かきを続けました。弟くんは弟くんでマイペースにお兄ちゃんの足元で遊んでいます。
親の介入が無くとも、お兄ちゃんはやりたい事をやるために自分なりに工夫するんだと思わされました。また、兄弟二人で上手に距離感を作りあげていくのだなと思いました。

まとめ

親も一緒に成長しよう

正直、余裕がないときはつい「~しなさい!」と怒ってしまうこともあります。
頭でわかっていても、常に実践するのは難しいですね。
そんな時は、落ち着いてから「さっきは大きな声でごめんね」と謝るようにしています。対等な立場であれば、こちらが悪いのであれば大人でも謝るべきです。大人だって間違えることはあるし、完璧なわけじゃない。大人だって、子どもと一緒に成長していけばいいのかな、対等な立場なんだからと思えるようになりました。

楽ちんに肩の力を抜いていこう

子育てにアドラー式心理学を取り入れてみたら、楽ちんになりました。
褒めなくていい、怒らなくていい、子ども同士のトラブルに口出ししない、大人だって失敗していい、そう思うと肩の力が抜けて、子どもと向き合えるようになりました。
お母さんの笑顔が、子どもには一番の栄養ですよね。
子育ての肩の力を抜きたいな、と思ったら、アドラー式心理学を参考にしてみてください。


ライター:ゆきこ
4歳0歳の男子の母。アラフォー。
なんでも調べて実践したいチャレンジャー。
根っからのねこ部で、いつかねこを家族にお迎えしたく妄想中。